筋トレやストレッチで腰痛改善
腰痛は多くの方が悩まされる疾患の一つですが、その腰痛を筋トレやストレッチで解消することが出来るかもしれません、今日は腰痛の原因や改善法などを紹介していきます。
目次
1.腰痛の原因
2.腰痛の種類
3.腰痛の危険度チェック
4.筋トレやストレッチで改善をする際の注意点
5.まとめ
1.腰痛の原因
腰は身体で最も負担がかかる場所です、背骨の腰にあたる部分の腰椎とその下にある仙骨は、上半身の重さを支える役割を担っており、上半身の重さを支えることで腰椎、仙骨やその周辺の筋肉、神経といった組織は様々な働きや姿勢で負担がかかっており、異常をきたして痛みの原因になりやすい場所です。
また、腰の周辺には骨や筋肉、神経以外にも骨同士をつなぐ関節や靭帯、内臓や血管などがあり、これらのどこかに異常が起きた場合でも腰痛が症状として出る場合があります。
2.腰痛の種類
腰痛には様々な種類がありますが、まずは大きく二つの分類に分けます。
1.原因を特定で手術が必要な場合もある腰痛
原因を特定できる腰痛のうち、腰痛全体の約10%を占めるのが、腰部脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアなどの腰の神経の障害により起こるものです。
また全体の約2%は、内臓の病気による腰痛だと考えられています。
そのほかにもガンや背骨の圧迫骨折などで腰痛になる場合が腰痛全体の約1パーセントの患者さんがいると考えられています。
2.原因を特定しづらく手術が必要ない腰痛
多くの腰痛が腰の椎間関節や筋肉などに原因があると言われており、腰痛全体の約85%を占めています。
原因特定が難しく、腰の特定の個所の神経を麻痺させて痛みが取れるかどうかを確認する検査を何か所も行う必要があるため、病院等では原因の特定まで行わず、痛を摂る治療が優先される場合があります。
しかし原因が関節や筋肉に有るため筋トレやストレッチで痛みを解消することが出来る腰痛です。
3.腰痛の危険度チェック
腰痛の多くは手術の必要のない腰痛ですが、中には放置をすると危険な腰痛も有るので、腰痛の危険度をチェックしていきましょう。
チェック項目は
(1)じっとしていても痛む
(2)背中が曲がってきた
(3)お尻や足が痛むしびれる
(4)脚のしびれで長く歩けない
(5)体を動かしたときだけ腰が痛む
チェック項目の(1)に当てはまる場合、重い脊椎の病気や内臓の病気の可能性が考えられるので危険度は非常に高いです。
(2)に当てはまる場合、骨粗鬆症によって背骨がつぶれる圧迫骨折が起きている可能性が有ります。
(3)と(4)のいずれか1つでも当てはまる場合は、腰部関椎間狭窄や椎間板ヘルニアなど、腰の神経の障害が原因で症状が起こっている可能性が有り、これらの病気は進行する場合があるため注意が必要です。
(1)~(4)の項目に1つでも当てはまる場合は1度お医者さんに見てもらう事をおすすめします。
(5)のみ当てはまる場合、筋トレやストレッチで痛みを解消する場合が多いので、身体を動かすことをおすすめします。
4.筋トレやストレッチで改善をする際の注意点
筋トレやストレッチで腰痛を緩和できるとはいえ、間違った方法で行ってしまうと悪化してしまうので、安全に行うための注意点を紹介していきます。
・まずお医者さんに診てもらう
前項のチェックで大丈夫でも一応、骨や神経又は疾病の可能性がないかお医者さんで見てもらった方が安全に運動できるので、まずはお医者さんで受信をしましょう。
・基本的にはパーソナルトレーナーなど知識のある人に見てもらう
インターネットなどの文章などの情報やYouTubeなどの動画などだと、間違った情報が有ったり、個人の状態の把握が出来ないため、間違った筋トレやストレッチをしてしまう場合があります。
ですので、まずは自分でやるより知識のある方に直接見てもらうことをおすすめします。
・自身でやる場合は無理をしない
どうしても都合がつかず自身で筋トレやストレッチで改善をする場合は、無理をせず少しづつ様子を見ながら行うことをおすすめします。
痛みが強まったり、しびれなどが出る場合はトレーニングはやめてお医者さんへ相談しましょう。
5.まとめ
状態にもよりますが、筋肉をほぐし鍛えれば腰痛は改善することが多いので、まずはお医者さんで状態を把握し、動かせるものであれば筋トレやストレッチで体幹を強くして腰痛を改善していきましょう。
―この記事を書いた人―
カロリートレードジャパン長岡市店
パーソナルトレーナー
坂之井 広樹
さかのい ひろき