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気をつけよう血管年齢

気をつけよう血管年齢

 

血管は身体に栄養を運ぶ大事な組織です。
今日はそんな大事な血管に関するお話を紹介していきます。

 

目次

1.血管年齢とは

2.血管の老化が加速している

3.血管に悪い習慣チェック

4.血管を若返らせる習慣

5.まとめ

 

1.血管年齢とは

 

血管年令とは実際の年齢とは別に、血管のしなやかさ・硬さを基準にして定めた血管の年齢の事を言います。
通常は実年齢と比例して血管も少しずつしなやかさを失っていきますが、生活習慣の乱れやストレスなどで、血管の老化するスピードが加速してしまいます。

 

2.血管の老化が加速している

 

先ほども言いましたが運動や食事などの生活習慣の乱れやストレスなどによって、血管の老化スピードが加速しており実年齢より10歳や20歳も高い血管年齢の方が増えてきています。

血管の働きは血液をスムーズに流して、全身に酸素や栄養を運ぶことです。若い血管はしなやかなのですが、老化してくると弾力を失い硬くなります、すると血流が悪くなり腰痛や肩こり、肌や髪のトラブル、冷えなど様々な不調が現れます、それ以上に怖いのは、動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳梗塞など血管病と言われる病気のリスクが高くなります。

血管の構造は、外膜・中膜・内膜の三層構造で、外膜は血管を保護し、中膜は血管にかかる圧力を調整する役割があり、内膜は血管に直接触れる部分で、線維からなるうすい層と内皮細胞で出来ています。内皮細胞は動脈硬化のもとになる有害物質を血管壁に侵入しにくくしたり、血液をサラサラに保ったりと重要な働きを担っています。
じつは、血管を若返らせるためのカギがこの内皮細胞なのです。
年齢とともに内皮細胞の働きも低下しますが、最近になり運動や食生活などの生活習慣の改善で内皮細胞の働きが回復して、血管年齢を下げることが分かってきました。

 

3.血管に悪い習慣チェック

 

自身の生活習慣が血管に悪い習慣になっていないかチェックしてみましょう。

・あまり歩かない

・運動はほとんどしない

・以前と比べて太った

・食事は満腹になるまで食べる

・肉や揚げ物が好き

・丼物やカレー・パスタ・ラーメンなど単品の料理を頻繁に食べる

・インスタント食品やスナック菓子を頻繁に食べる

・睡眠不足が続いている

・ストレスが多い

・喫煙をしている

・毎日お酒を飲む

チェックが多ければ多いほど血管年齢が高い可能性が有ります。

気になる方は病院の検査で正確な血管年齢を調べることが出来るので、血管年齢の検査が出来る病院を受診することをおすすめします。

 

4.血管を若返らせる習慣

 

血管を若返らせるためには動脈の内皮細胞を活性化させることが必要です。そのために効果的なのは、運動と食生活の改善です。血管年齢が若返ると血流が良くなり全身に酸素と栄養が良く届くようになるので、血管病などを予防できるのでそのコツを紹介していきます。

・適度な運動

適度な運動を行うことで筋肉からブラジキニンという物質が放出され、ブラジキニンが血管の内皮細胞を活性化させてくれます。

・タンパク質を取る

タンパク質を取ることで細胞の再生が活性化されるので、血管の内皮細胞が再生されやすくなります。

・塩分を減らす

塩分には血管を痛めてしまう作用が有るので、過剰な塩分を摂らないように気をつけましょう。

・野菜を多く摂る

先ほど塩分は血管を傷つけると言いましたが、塩分を控えるほかに野菜などに含まれるカリウムは余分な塩分を排出してくれるので野菜を多く摂るようにしましょう。
野菜はカリウムだけでなくビタミン・ミネラルが豊富で体にいい作用がたくさんあるので積極的に摂りましょう。

 

5.まとめ

 

今日は血管年齢について書いていきましたが、血管は身体に酸素や栄養を運ぶとても大切な組織です、運動不足や食生活が乱れている方は年齢に関係なく血管のことを気遣ってあげるようにしましょう。

 

―この記事を書いた人―

カロリートレードジャパン長岡市店

パーソナルトレーナー

坂之井 広樹
さかのい ひろき