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脊椎圧迫骨折予防に筋トレ

脊椎圧迫骨折予防に筋トレ

 

脊椎圧迫骨折を聞いたことがありますか、高齢者になると骨がもろくなって脊椎が圧迫骨折を発症することがありますが、若い頃からの予防が大事なので、今回は脊椎圧迫骨折が何かと原因と予防のポイントを紹介していきます。

 

目次

1.脊椎圧迫骨折とは

2.脊椎圧迫骨折原因

3.脊椎圧迫骨折予防のポイント

4.まとめ

 

1.脊椎圧迫骨折とは

 

脊椎圧迫骨折は、しりもち、転倒や物を持ち上げた時などに背骨に大きな圧力が加わって起こります、脊椎圧迫骨折が起こると強い痛みを伴うことが多く、日常生活の中で徐々に進行する場合もあります。
また、骨折が治った後も、背骨が曲がったままになってしまうことが有り、その歪んだ姿勢が影響して腰痛を招くことがあります。
骨折の状態によっては、しびれや麻痺などの神経症状がみられる場合があり、日常生活にも大きな支障をきたす危険性が有ります。
寝返りを打つときに背中が痛い・背中が曲がってくるような症状が出たら、脊椎圧迫骨折を疑ってみた方がいいです。
脊椎圧迫骨折は寝たきりの原因にもなりえるので、リスクを理解して体を守るようにしましょう。

 

2.脊椎圧迫骨折原因

 

脊椎圧迫骨折が発生する割合は、60代で10%前後、70代だと40%前後にもなると言われており、高齢になると発生しやすい骨折だと言えます。
また、男性より女性の方が約2倍発生する割合が高く、女性は特に注意が必要です。
高齢者や女性に発生しやすい理由は、脊椎圧迫骨折が骨粗鬆症と大きく関係しているためです。
通常、骨は古い骨が吸収されて、新しい骨が作られるというサイクルを繰り返して、頑丈な状態の骨を保っています。
しかし、高齢になるとその機能が低下してきて、骨がもろくなる骨粗鬆症になり、小さな圧力でも骨折しやすくなります。
特に女性の場合は、閉経によりホルモン分泌が悪くなるので、骨の吸収と新しい骨が作られるバランスが崩れやすくなるので、女性ほど骨粗鬆症になりやすく、転倒による衝撃だけでなく、くしゃみや中腰の姿勢などの外傷のない動作でも脊椎圧迫骨折が発生してしまう場合があります。

 

3.脊椎圧迫骨折予防のポイント

 

高齢になっても骨を丈夫に保つためには、出来るだけ若い頃から骨を強くする習慣をつけておく必要があります。
習慣付けは若ければ若いほど効果的ですが、中高年からでも運動や食事などの生活習慣を注意することでリスクを減らすことが出来ます。
そこで、骨を強くして脊椎圧迫骨折を予防するために行った方がいいポイントを3つ紹介します。

1.運動

積極的に活動する方は骨粗鬆症による骨折が少ないとされています。
また、継続的に運動を行うことで、骨密度の低下を防ぎ、脊椎圧迫骨折の予防をすることが可能です。
中でも、特に筋トレは骨密度を高めるには効果的ですのでおすすめします。

2.栄養管理

骨粗鬆症を予防するためには、骨を頑丈にするために必要な栄養素をしっかり摂る必要があります。
骨と言えばカルシウムを思い浮かべると思いますが、カルシウムだけでなく、ビタミンDも骨を丈夫にするためには重要な栄養素とされています。
また、骨の質を良くして骨の強度を上げるためには、ビタミンB群、葉酸やタンパク質も必要になるのでしっかりと摂取する必要があります。

3.生活習慣

喫煙や飲酒などの生活習慣は骨粗鬆症のリスクを高め、脊椎圧迫骨折の発生につながります。
また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDは紫外線を浴びることで活性化されるので、家に閉じこもりがちで外出頻度が低くなると、ビタミンDが活性化されずカルシウムの吸収が妨げられるため注意が必要です。

 

4.まとめ

 

脊椎圧迫骨折の予防のポイントは、運動と栄養などの生活習慣に気を付けて骨粗鬆症を予防することです。
自分自身や周りの方と一緒に予防に取り組むことで、運動の継続や予防への意識を高めることが出来るので頑張って予防に取り組んでみましょう。

 

―この記事を書いた人―

カロリートレードジャパン長岡市店

パーソナルトレーナー

坂之井 広樹
さかのい ひろき