関節のポキポキ音なぜなるの?
運動をしたり関節を動かすときに鳴るポキポキ音、今日はそのポキポキ音がなぜなるのか、なっても大丈夫なのかなどの紹介をしていきます。
目次
1.なぜ音が鳴るの?
2.音は鳴っても大丈夫?
3.音が鳴る場合どうしたらいいの?
4.まとめ
1.なぜ音が鳴るの?
関節を曲げた時になるポキポキっという音はクラッキングとも言い、原因はまだ正確にはわかっていないものの、今のところ関節液に生じた気体がはじける音と言われています。
関節は関節包という膜で包まれており、その内側を関節液が満たすような構造になっています。
関節液はヒアルロン酸などを含んだ粘性のある液体で、骨や軟骨を守り、関節がスムーズに動く役割を果たしています。
ポキポキという音は関節液に生じた気体のはじける音だとされています。
メカニズムとしては、
1.関節を曲げ伸ばしたりすると、関節腔の容積が増します。
2.内圧が変化して関節液が気化し、気泡が発生します。
3.気泡がはじける際、ポキポキと音が鳴ります。
MRIの映像記録をもとに発表された説でまだ完全には証明されていません。
2.音は鳴っても大丈夫?
先ほどの説明に有ったようにまだ完全に証明された説ではないので、はっきりと良い悪いは言えないのですが、痛みを伴わない場合は問題ないと言われています。
しかし無理やり鳴らしたり、何回も繰り返し鳴らすのは関節周辺の筋肉や骨などを痛めてしまう恐れがあるので控えた方がいいです。
トレーニングなどの際になってしまう場合はフォームが悪かったり、関節のずれや、筋肉のコリなどに原因があると思われるので、フォームの改善や筋肉をほぐしたりした方がいいでしょう。
3.音が鳴る場合どうしたらいいの?
トレーニングの際に音が鳴るからとトレーニングをやめてしまうと、身体のコリや姿勢の悪化につながるのでトレーニングをやめる必要はないですが、フォームの見直しはした方がいいでしょう、その際に独学やYouTubeの動画などに頼らずに、パーソナルトレーナーなどの正しい知識を持った方に見てもらうといいです。
なかなか近くにパーソナルトレーナーなど正しい知識を持っている方がいない場合などには、水泳やピラティスなど関節への負荷が少ない運動で、関節の強化や安定、姿勢の強制を行って、身体をコントロールできるようになってから、少しづつ負荷の強い運動を試してみるといいでしょう。
4.まとめ
今日は関節のポキポキ音について紹介してきましたが、原因はまだ完全には解ってないとはいえ全く心配のない事というわけではなく、フォームの改善や関節のずれを治したり、筋肉のコリをほぐすと改善することが有るので、関節が鳴る音が気になる方は自身で解決するより専門家に聞いて解決するとが近道になるので、専門家に聞くことをおすすめします。
―この記事を書いた人―
カロリートレードジャパン長岡市店
パーソナルトレーナー
坂之井 広樹
さかのい ひろき