健康に良い食物繊維
前回の腸活のブログで食物繊維が良いと言いましたが、食物繊維を摂るとどんな効果があるか、どんな食品にどんな食物繊維が含まれているかなどを紹介していきます。
目次
1.食物繊維の種類
2.食物繊維の効果
3.食物繊維の摂り方
4.まとめ
1.食物繊維の種類
食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維に分類されます。
水溶性食物繊維を多く含む食材は、
・ペクチン(果物)
・ケアガム(豆類)
・グルコマンナン(こんにゃく)
・寒天(海藻)
・アルギニン酸(海藻)
不溶性食物繊維を多く含む食材は、
・セルロース(植物)
・リグニン(穀物類)
・セミセルロース(穀物類)
など主に野菜や穀物、海藻などに多く含まれています。
2.食物繊維の効果
食物繊維は水溶性と不溶性でそれぞれ効果があるので紹介していきます。
・水溶性食物繊維の効果
水溶性食物繊維は水に溶けると粘性が上昇し腸内細菌によって分解されて、胆汁酸やコレステロールの吸収を抑制して血清コレステロールの値を正常化してくれます。
水溶性食物繊維には糖質の消化・吸収を遅らせることで血糖値の急上昇を抑制し、ナトリウムの吸収を促進することで血圧の上昇を抑える効果が期待できます。
・不溶性食物繊維の効果
不溶性食物繊維は保水性が高くて膨張してかさが増します。
第腸内で水分を保持してくれるので、便を柔らかくして便通を助けてくれます。
排便をしっかりと行うことで腸内の有用細菌の増殖を助けることで腸内環境を整えてくれます。
3.食物繊維の摂り方
食物繊維を摂ると健康にいいと説明してきましたが、食物繊維なら摂れば摂るだけいいというわけではなく、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の摂取バランスが大事です。
そのバランスは「不溶性食物繊維:水溶性食物繊維=2:1」の割合が健康的にいいとされていますが、一般的に摂取されているバランスが「不溶性食物繊維:水溶性食物繊維=3.1」の割合になっているので、水溶性の食物繊維が足りないことがわかります。
食物繊維を摂ること自体は非常にいいことですが、さらに健康を意識するならバランスにも意識して水溶性食物繊維を多く摂るようにしましょう。
4.まとめ
今回は食物繊維について紹介してきましたが、身体は食べたもので出来ているので食事に気を使って健康的な生活を送っていきましょう。
―この記事を書いた人―
カロリートレードジャパン長岡市店
パーソナルトレーナー
坂之井 広樹
さかのい ひろき