野菜ジュースの選び方
コンビニやスーパーなどで見かける野菜ジュースですが、健康的なイメージとは違う意外な一面も有るので、今日は野菜ジュースについて紹介していきます。
目次
1.野菜ジュースとは?
2.野菜ジュースの注意ポイント
3.野菜ジュースの選び方
4.まとめ
1.野菜ジュースとは?
野菜ジュースとはそのままの意味で野菜のジュースですが、勘違いしがちな所ですが
野菜ジュース=野菜ではありません。
何が言いたいかというと、厚生労働省が推奨している、一日の野菜摂取量350gを一本で取れることを売りにしているものなどもありますが、実は350g分の野菜を原料にしていても、その350g分の栄養素がそのまま入っているわけではないのです。
例えばジュースにする加工の過程でどうしても壊れてしまう成分があったり、旬の野菜に含まれる栄養素などジュースだけでは摂取出来ない成分があります。
市販の野菜ジュースの多くは濃縮還元という製法によって作られていて、野菜を搾る→加熱処理などで水分をとばす→濃縮後冷凍→使用時に水を加えて濃度を戻す、という過程を経ています。
その中で・搾ると・加熱して濃縮するという過程がポイントで、搾るという過程では不溶性食物繊維が取り除かれてしまい、濃縮の為に加熱することで熱に弱い栄養素のビタミンCなどは激減してしまいます。
上記の様に減ってしまう栄養素もありますが残る栄養素もあり、不溶性の食物繊維は減ってしまいますが、水溶性の食物繊維は水に溶ける性質が有るのである程度残っています。
また、カルシウムやカリウムなどのミネラルは加熱しても減少しにくい栄養素で、リコピンやβカロテンなどは生の野菜から摂取するよりも野菜ジュースなどの加工品の方が吸収率良く摂取できる栄養素もあります。
2.野菜ジュースの注意ポイント
野菜ジュースは糖質に注意が必要です。
野菜ジュースの糖質は意外に多く、食塩・砂糖不使用の物であっても使用されている野菜によっては糖質の量は多くなってしまいます。
商品にもよりますが、糖質が多い物だと200mlのパックに約15gも入っているものもあり、角砂糖だと三つ分の糖質が入っているものもあるので飲み過ぎには注意です。
3.野菜ジュースの選び方
上記のように野菜ジュースには意外と糖質が入っているので、ダイエットの為には糖質が少ない物を選ぶようにするといいです、ものによっては美味しくするために半分以上果汁が入っているものもあり、果汁が多い物は糖質が高い傾向にあるので原材料を見て果実が含まれているものは注意が必要です。
野菜がベースの物だと多くはニンジンベースの物とトマトベースの物が有り、味の好みが有るので自身の好みや、自身の摂りたい栄養で選ぶといいです。
4.まとめ
野菜ジュースは手軽に栄養を摂れる商品ですが、健康の為にとあまり注意せずに野菜ジュースをたくさん飲んでいると糖質の摂りすぎや、食物繊維などの栄養素が不足したりと、健康に良くない場合が有るので、野菜ジュースを購入する際は、原料の野菜や果物、糖質がどれくらい入っているか等を気にして購入するようにしましょう。
また、野菜ジュースだけでは取れない栄養も有るので、野菜そのものからも栄養を摂ることが健康的なダイエットの為には必要です。
―この記事を書いた人―
カロリートレードジャパン長岡市店
パーソナルトレーナー
坂之井 広樹
さかのい ひろき