危険な糖質中毒
人によっては日ごろ何となくとっている糖質ですが思わぬ危険性を持っている栄養なので、今日は糖質の怖い一面を紹介していきます。
目次
1.糖質中毒とは
2.糖質中毒の危険性.
3.糖質中毒から抜け出す方法
4.まとめ
1.糖質中毒とは
糖質中毒とはお腹がすいていないのに甘いものが食べたくなり、ついついお菓子をつまんでしまったり、身の回りに甘い物がないと落ち着かなかったりイライラしてしまったりと、糖質を摂ることを抑えようと思っても抑えられずに糖質に依存している状態を糖質中毒と言います。
糖質中毒は特に砂糖で起こりやすいです。
なぜ砂糖なのかというと、砂糖の主成分のショ糖はブドウ糖と果糖という糖類が二つつながってできています。
そして、そのショ糖はでんぷんなどに比べると非常に消化吸収が速く非常に血糖値が上昇しやすい食べ物です。
人類の歴史はそのほとんどが飢餓状態だったので、本能的に甘いものを求める脳の仕組みが作られたと考えられています。
また、糖質への依存は飢餓を避けるための本能だけでなく、仕事などの日々のストレスによっても引き起こされると考えられています。
砂糖は血糖値を上げる作用が有るので、脳へ栄養をたくさん届けるようにすることが出来ます、なので仕事や日常生活の中で作業効率を上げるために脳が砂糖を求める様になります。
2.糖質中毒の危険性
仕事をしていてお昼を食べた後しばらくすると血糖値が下がり集中力が低下して、やる気を出すためにお菓子を食べて脳を活性化してという状態は薬物の依存の状態に似ています。
薬物は脳の神経を活性化させてドーパミンの分泌を促します、砂糖の甘みもこれと同様の作用をもたらすことが分かっています。
さらに砂糖の甘みは脳内麻薬と呼ばれるβエンドルフィンの分泌にもかかわっているので、砂糖はマイルドドラッグとよばれています。
糖質中毒になり糖への依存が長引くと健康への被害も出てくるリスクがあります。
糖質の代謝にかかわるビタミンB1が不足することにより疲労感や抑うつ症状が出る様になる。インスリンの過剰分泌でインスリンの分泌能力が下がり糖尿病のリスクが高まります。過度な糖質の摂取は肥満になりやすく、メタボリックシンドロームなどに陥る危険性が有ったりと、様々な病気のリスクを上げる原因にもなりかねません。
3.糖質中毒から抜け出す方法
糖質への依存から抜け出すには糖質を取らないことに慣れることですが、いきなりゼロにするのは難しく、極端な事をするとストレスによる反動でより糖質を求める可能性が有ります。
なので、少しずつ出来ることからやっていくことをおすすめします。
まずはお菓子などを常備することをやめるところから始めるとやりやすいです、スイーツやアイスをストックしないようにしたり、クッキーやチョコなどを身近に置かないようにするだけで甘いものを食べる回数が減ります。また、飲み物に入っている糖質にも注意してみましょう、ジュースなどを飲まないようにしたり、コーヒーや紅茶に入れる砂糖を控えるだけでも糖質の摂取量は変わっていきます。
4.まとめ
糖質中毒について紹介してきましたが、糖質中毒は日ごろのストレスなどで知らず知らずのうちに起こりやすく、長期的に続くと健康被害が出る可能性があるのでなるべく早い段階で糖質への依存をなくす努力をしましょう。
糖質への依存を克服する方法は少しずつ出来ることからやっていき、慣れてきたら糖質をコントロールして、だんだんと糖質の量を減らすようにしましょう。
また、糖質のコントロールはダイエットにも非常に大事な能力なので糖質をコントロールできるようになれば体重のコントロールもしやすくなるのでおすすめです。
―この記事を書いた人―
カロリートレードジャパン長岡市店
パーソナルトレーナー
坂之井 広樹
さかのい ひろき