ヒートショックプロテインで健康
前回のブログでサウナについて紹介しましたが、その中に出てきたヒートショックプロテインという単語は耳なじみがない方もいるかと思いましたので、今回はヒートショックプロテインについて紹介していきます。
目次
1.ヒートショックプロテインとは
2.ヒートショックプロテインの効果
3.ヒートショックプロテインを分泌させるコツ
4.まとめ
1.ヒートショックプロテインとは
ヒートショックプロテインとは、サウナや入浴などにより身体の深部体温が上がると分泌されるタンパク質のことで、細胞の修復、整備する働きがあります。
具体的にどんな働きかを紹介していきます。
2.ヒートショックプロテインの効果
ヒートショックプロテインの主な効果として、
1.免疫力の向上
2.基礎代謝の上昇
3.睡眠の質の向上
それぞれ詳しく説明していきます。
1.免疫力の向上
ヒートショックプロテインの分泌のきっかけである深部体温の上昇は、身体からしたらすトレスのかかる行為になります、そしてヒートショックプロテインは、そのストレスに対して抵抗するために免疫細胞を強化する働きがあるとされています。
2.基礎代謝の上昇
ヒートショックプロテインにはタンパク質の合成、運搬、分解を盛んにし、代謝を促進する働きがあります。
細胞内のタンパク質合成を高めて筋力を増強するので、基礎代謝が上昇すると言われています。
3.睡眠の質の向上
ヒートショックプロテインには睡眠の質を上げる性質もあり、仕組みとしては、睡眠や覚醒のリズムをコントロールする脳の視床下部に作用し深い眠りが長くなることが確認されています。
3.ヒートショックプロテインを分泌させるコツ
前回のブログでサウナでのヒートショックプロテインの分泌について紹介したので、今回は入浴で分泌する際のコツを紹介していきます。
1.入浴前の水分補給
2.自身の平熱から+1.5度を目安にする
3.40℃で20分入浴
4.入浴後は身体を保温
5.毎日しなくていい
詳しく説明していきます。
1.入浴前の水分補給
ある程度長い時間の入浴になるので、入浴前にはコップ一杯程度の水分を取って、脱水を防ぐようにしましょう。
2.自身の平熱から+1.5度を目安にする
ヒートショックプロテインが分泌されるのが、自身の平熱から+1.5度程度と言われているので、普段の平熱がひくい人は無理をせず、普段の平熱+1.5度になるように入浴して行きましょう。
3.40℃で20分入浴
先ほど平熱+1.5度と言いましたが体温を測りながら入浴するのは難しいので、おおよその目安の温度と時間として40℃で20分を目安にしましょう。
4.入浴後は身体を保温
ヒートショックプロテインの分泌を促すにはある程度の時間身体の深部体温を上げておく必要があるので、身体を冷やさないように保温しましょう。
5.毎日しなくていい
分泌されたヒートショックプロテインは1週間くらい効果が持続するので、毎日出なくても良く週2回程度を目安に行いましょう。
4.まとめ
今回紹介したヒートショックプロテインの効果や入浴法を行い、さらに運動や食事に気を付けて健康的な生活を送れるように頑張っていきましょう。
―この記事を書いた人―
カロリートレードジャパン長岡市店
パーソナルトレーナー
坂之井 広樹
さかのい ひろき